FC東京は鹿児島・鴨池陸上競技場で京都と対戦し、1−2で敗れた。試合開始直後に京都FWディエゴによもやの先制被弾。後半15分にMF石川直宏(28)の得点ランクトップに並ぶ今季12得点目で同点としたが、後半40分にカウンターから勝ち越しゴールを喫した。今季11敗目となり、早くも昨季の負け数に並んでしまった。優勝の行方を左右する首位鹿島と2位川崎の上位対決は、川崎が3−1でリードしていた後半29分、大雨によるグラウンドコンディション不良のために中止となった。後日、代替開催日を決める。Jリーグのデータセンターによると、J1で中止となった例はデータのある1996年以降で3度あるという。
追いついたが追い越せず、最後に突き放された。残り5分までもつれた糸をたどっていくと「キックオフ」にたどり着く。開始50秒すぎ。あっけなくディエゴに決められた。その直前、ボールを奪いに行った米本が故意に倒された。完全なファウルだった。でも、記したいのは判定ではない。試合開始は集中せよ−。徹底すべき戦術的ポイントではないが、鉄の橋でもたたいて渡る「勝負の繊細さ」が欠けていた。
石川は苦笑いを浮かべた。「悔やんでも悔やみきれない。一番やってはいけないミス」。反撃ののろしを打ち上げたが、負ければ残るのは後味の悪さだけ。悲劇を見送るしか術はなく、肩を落とした。
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はからずも将の予言が“的中”した。試合前、城福監督は選手に志の高さを問うたという。30度超の暑さ、カボレの移籍、帰国したばかりの代表組のコンディション、ナビスコ杯の達成感を挙げ、「言い訳の材料がいっぱいある。だから、お前らは言い訳にするのか?」。だからこそ、手堅く入りたいのに…。後半は攻め立てた。少なく見ても3度の好機。ただ、完全に支配しながら射抜けない。「交代選手も含めて、抜本的に見直さなければならない部分がある」。城福監督の表情は最後まで厳しかった。
鹿児島・鴨池を見下ろす桜島から約1週間ぶりという火山灰がピッチに降り注いだ。次節・G大阪戦は平山が警告累積で出場停止。苦々しさばかりが増幅する。清水戦の劇勝から6日。京都の力に屈した敗北ではないだけに、空気が重い。 (松岡祐司)
中日スポーツ:ナオ弾 空砲 J1 第25節 9月12日(土) vs.京都:365日FC東京(CHUNICHI Web)