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FC東京のMF石川直宏(28)が17日、FWとして本格的にテスト起用された。戦術練習で主力組の2トップの一角に入り、高い得点感覚や周囲との好連係を披露した。カボレのカタール移籍に伴い、攻撃陣の再編成は重要課題。抜群の決定力を最大限に発揮させたい狙いで、城福監督は「次の試合だけではなく、チームのオプションとして十分に考えられる」と手応えを語った。
戦術練習の途中、休憩の輪が解けると、石川は持ち場の中盤ではなく最前線に立った。赤嶺と2トップを組み、ボールを引き出すタイミングを計るように何度も動き出し、動き直した。スペースを察知してDFラインの裏側へ飛び出し、よりゴールに近い危険な場所で好機をつくった。
石川「サイドのときとイメージは変わらない。見える景色が違うくらいで気になることはない。プレーの幅も広がっているし、フォワード(FW)はその一つの形。いろんなイメージが浮かんでいる」
FWでの公式戦出場は、ガーロ監督時代の06年以来で「記憶にない」。ただ、不安よりも自身に対する期待が背中を押す。今季開幕前、城福監督からゴールに直結するような場所でプレーすることを要求された。カボレ流出という不測の事態で、その構想が満を持して発動された。
「ゴールという仕事がよりはっきりする。どんなポジションでも得点は狙っているけど、チャンスを確実にものにして勝ちにこだわりたい」
ゴールに近ければ近いほど、今季12得点を挙げる石川の「決定力」が相手の脅威となるのは自明の理だ。城福監督は「フィニッシュの精度が非常に高い。彼の一振りは武器になる」と期待を寄せた。「フォワード石川」が、本物のハンターとして開花する可能性は十分ある。 (松岡祐司)
中日スポーツ:あるぞ フォワード・ナオ:365日FC東京(CHUNICHI Web)