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FC東京の城福浩監督(48)が、きょう19日のホーム・G大阪戦(味スタ)を前に大胆なスクランブル布陣を準備した。18日の戦術練習で、最前線に長友を配し、トップ下に今野を据える布陣を緊急テスト。ビハインドを追う最終盤を想定したプランで、指揮官は「このチームの持っているポテンシャルをすべて出したい」と話した。
誰もが驚いた。いや、誰よりも長友自身が驚いていた。戦術練習の3本目だった。「フォワード、佑都!」。レギュラー組の名前を読み上げる奥原コーチの声に、1人だけ敏感に反応していた。
長友「びっくりした。マジかよって笑っちゃった。でも、やるべきことは変わらない。僕らしいプレーをしたい」
小学生までは超攻撃的な選手として前線に君臨していた。「全盛期だった。ばんばんドリブルして、好き放題やっていた」。その当時と役割は異なるが、指揮官の狙いに明快に呼応する。「奪われた瞬間の守備、運動量で動き回って、前へ出ていきたい」。勝利のためなら喜んでやる−。そんな気概に満ちていた。
「FW長友」とコンビを組むのが、「トップ下今野」。前線から猛烈に圧力をかけ、勢いそのままになだれ込む。セカンドボールを拾ってつなぎ、ゴール前で今野の得点力を生かしたい考えだ。
カボレ流出、平山の出場停止に伴う「苦肉の策」。城福監督は「ピッチに立つ人間がチームとしての姿勢を示せる配置でやるべきだと思うし、そこの固定観念は外して考えたい」と語った。そして、最後に2度、同じセリフを残した。「僕は全員の奮起を待っている」。危機を好機に、上位再進出への踏み台にする。 (松岡祐司)
中日スポーツ:長友FW 今野トップ下 スクランブル布陣を準備:365日FC東京(CHUNICHI Web)